デラウェア、仕上がり上々 JA山形おきたま、今季初出荷式

今季初出荷した「デラウェア」=高畠町・JA山形おきたま中和田集荷所

 種なしブドウ「デラウェア」の生産量日本一を誇るJA山形おきたまの今季初出荷出発式が20日、高畠町の同JA中和田集荷所で行われた。JA職員らがトラックに積み込んだ夏の味覚が東京に出発した。

 同JAでは本年度、400人ほどが144ヘクタールで生産し、販売数量2101トン、売上高16億3900万円を目指す。今年は高温の影響で生育が例年より1週間ほど早まった。糖度や色づきなどは例年並みで、仕上がりは上々という。この日は高畠町で収穫された約800キロを出荷した。

 出発式が同所で行われ、関係者約30人が出席。同JAの遠藤真二ぶどう振興部会長が「全国の消費者に食べてもらい笑顔になってほしい」、若林英毅組合長は「高品質のブドウを一房でも多く消費者へ届ける」とあいさつした。引き続きテープカットして出荷を祝った。

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