シューターとしてアピールを続ける比江島慎「成長した姿を見せないといけない」

6月21日、オーストラリア代表(FIBAランキング5位)との「日本生命カップ2024(北海道大会)」に向けた男子日本代表(同26位)の前日練習が行われ、比江島慎(宇都宮ブレックス)が囲み取材に応じた。

比江島と同じシューティングガードのポジションでは須田侑太郎、西田優大(ともにシーホース三河)、原修太(千葉ジェッツ)、今村佳太の4名が落選。登録上は比江島と富永啓生の2名のみとなり、トム・ホーバスヘッドコーチは「2番(シューティングガード)はあの2人」と、当確メンバーであることを示唆した。

44.0パーセントの成功率を記録し、2023-24シーズンの3ポイント王に輝いた比江島は「シューターとして残してくれたと思うので、その期待に応えられるようにしたいです」と話しつつ、「まだ確定したわけではないので、サバイバルを意識しながらアピールしなければいけません」とコメントした。

指揮官が強調する3ポイントについて聞かれると、「自分の役割だと思っているので、積極的に打っていきたいです。それだけではなく、ドライブも交えながらだと思っています。状況を見極めながらプレーしていきたいです」と、久々の実践で自らの仕事を遂行するつもりだ。

「パリ2024オリンピック競技大会」は「FIBAバスケットボール ワールドカップ2023」に続く国際舞台。「危機感は去年から変わっていません。今でもサバイバルという感覚があります」と心境を明かし、「ワールドカップでチームに貢献できたこと、世界に対してもある程度はやれるところをアピールできたと思います。とはいっても成長した姿を見せないといけないと思っています」と意気込んだ。

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