イオン 新商品/好調「福島鮮魚便」にMZ世代意識した未利用魚のメンチカツ

イオンリテールは6月21日~23日、「イオン」「イオンスタイル」など約350店舗(関東・北陸信越・東海・近畿・中四国)で、福島県沖で漁獲後に余剰となった「あかえい」を使用したメンチカツを発売する。

<あかえいのメンチカツ>

全店で約5000パック(1パック税別298円、4個入り)の数量限定での販売となる。

<あかえい>

福島県、福島県漁業協同組合連合会とともに展開している福島県で水揚げされた新鮮な魚を販売する「福島鮮魚便」の取り組みから生まれた商品。「あかえい」は、尾のトゲに毒があり軟骨も多いため、食用にされにくかった。食べることが可能でも、商品化されずに多くは廃棄されていたという。今回、この未利用魚「あかえい」を使用し、MZ世代も手に取りやすい揚げ物総菜を開発した。

<松本金蔵 水産商品部長>

松本金蔵 水産商品部長は、「福島鮮魚便は2018年に開始し、年2ケタで売り上げが伸びており、現在関東中心に16店舗で導入している。月1回程度、名古屋や大阪の店舗でも期間限定店舗を出店しているが、お客様に好評だ。また、本年度当社の水産部門では、未利用魚の商品強化を方針に掲げており、今回MZ世代にも支持していただけるようなメンチカツを発売する。ハンバーガーにアレンジするのもおすすめ」と説明している。

あかえい入りメンチカツは、石臼でやさしく、じっくり練り込むことで、あかえい本来の繊維質を壊さないようにしている。あかえいはうまみはあるが、風味が少ないため、キャベツ、玉ねぎの配合率を上げ、野菜の甘みをプラスした。

今回の販売状況を見て、全国での導入も検討するという。

<人気のメヒカリ>

「福島鮮魚便」は通常メヒカリ、さば、ひらめなどを販売している。鮮魚単体だけでなく、アクアパッツァ向けのセット商品、今回のような総菜商品も取り扱っている。

<アクアパッツァ向けのセット商品>

さらに、6月21日には福島鮮魚便常設店舗であるイオンスタイル品川シーサイドに、福島水産物公式アンバサダーのお笑い芸人「宇宙海賊ゴー☆ジャス」さんが訪れ、店舗を盛り上げた。

<宇宙海賊ゴー☆ジャスさんと佐久間徹福島県水産事務所所長>

<イオンスタイル品川シーサイドの常設店>

■福島鮮魚便常設店舗(16店舗)
【東京都】
イオンスタイル板橋(板橋区)、イオン東久留米店(東久留米市)、イオンスタイルむさし村山(武蔵村山市)、イオンスタイル日の出(西多摩郡日の出町)、イオンスタイル品川シーサイド(品川区)、イオン東雲店(江東区)
【神奈川県】
イオンスタイル天王町(横浜市)
【千葉県】
イオンスタイル新浦安(浦安市)
【宮城県】
イオン仙台中山店(仙台市)

■福島鮮魚便のX(季節のおすすめレシピや店舗の入荷情報を公開)
https://twitter.com/FukushimaSengyo

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