ドコモ・ベンチャーズ、日本発のスマートリング「SOXAI」に出資

by 西村 夢音

NTTドコモ・ベンチャーズは、健康データの測定や分析ができる日本発のスマートリングを開発・提供するSOXAIへ出資を行なった。

SOXAIが提供する健康管理用スマートリング「SOXAI RING(ソクサイ リング)」は、世界最小の幅7.6mm・厚み2.5mm・約3gの筐体が特徴。光学バイタルセンサーや温度センサー、加速度センサーなどを搭載し、睡眠の質や消費カロリーなどの活動量、心拍変動などの体調パフォーマンスを測定する。

指は手首よりも脈波信号が強く、より高い精度での測定が可能。このほか、最大8日間持続するバッテリーと防水機能を搭載しており、生活のあらゆる場面で一日を通じて健康データを取得できる。

生体信号を連続的かつ高精度に測定および分析することで、睡眠の質の改善や疾病の早期発見につなげることを目指す。なお、製品は一般的なウェルネス・フィットネス目的としており、医療的な診断や治療、その他の医療目的での使用は不可としている。

NTTドコモグループはdヘルスケアをはじめとするヘルスケアサービスを提供しており、2月にはオンライン薬局事業を営むミナカラを完全子会社化するなど、各種サービスの連携を強化している。社外のパートナーと幅広く連携を進める中で、高い精度で健康データを測定・分析できるSOXAIとも連携を深めることで、ヘルスケア分野における将来的な事業シナジーの創出を目指すとする。

SOXAIは、ドコモ・ベンチャーズ以外にも、未来創生3号ファンド、みずほキャピタルらから、総額8.8億円の資金調達を実施。新機能開発やマーケティング、製品生産、採用などに活かしていく。

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