「彼のマスクが完成した」海外記者も仰天! 鼻骨骨折のフランス代表FWエムバペが母国カラーの特注フェイスガードでオランダ戦に出場意欲【EURO2024】

特注フェイスマスクで難敵撃破に臨むのだろうか。

連日、ドイツで熱戦が繰り広げられているサッカーのEURO2024で鼻骨を骨折したフランス代表FWキリアン・エムバペが現地6月20日、トリコロールカラーのフェイスマスクを着用してトレーニングに姿を見せた。

優勝候補の筆頭と目され、母国の主将を務める25歳の若き皇帝は17日に行なわれた1次リーグ初戦のオーストリア戦の終盤、FKからゴールを狙った際に空中で競り合った相手DFと激突し、鼻を強打した。流血が止まらず、一旦はピッチに戻ったがプレー続行は不可能で交代を余儀なくされた。試合はフランスが1-0で勝利を飾ったが、絶対的エースの負傷にフランス国内では悲鳴が上がり、世界中のサッカーファンからも軽傷を祈る声が寄せられていた。

次戦はグループステージ最大の難敵であるオランダ。エースの出場可否について、オーストリア戦直後は出場が絶望的と一部メディアで報じられていたが、エムバペはフランス国旗の青、白、赤のトリコロールカラーで彩られた特注のフェイスガードを着用して練習に励み、オランダ戦の出場に意欲を示した。
この特別なマスクには海外ジャーナリストも目を奪われている。イタリア出身の敏腕記者で、日本代表MF鎌田大地のクリスタル・パレス加入をスッパ抜いたファブリツィオ・ロマーノ氏は「キリアン・エムバペのマスクが完成した」と自身のX(旧ツイッター)にマスク着用の写真を添えた。オーストラリアのサッカー専門メディア『Optus Sport』は着用の瞬間を動画でキャッチし、オランダ戦の出場に期待を寄せている。

マスクの片側にはエムバペのイニシャルが記され、もう片側には背番号10、中央部分にはフランス代表のエンブレムがデザインされていた。

2000年大会以来の欧州制覇を狙うフランスのエースは、色鮮やかなフェイスガード姿でピッチに姿を現すのか。要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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