6億5000万円の想定外の赤字となってしまった札幌ドームの運営会社の株主総会が開かれました。反転攻勢の秘策はあるのでしょうか。
■札幌ドーム・山川社長:
「北海道日本ハムファイターズ様が2023年春に新球場へ移転したことに伴い、大きな経営環境の変化が現実のものとなりました」。
21日、札幌市内のホテルで開かれた札幌ドーム運営会社の株主総会。
昨年度の売り上げは開業以来最低となる12億7100万円で、最終的なもうけを示す純損益は6億5100万円の赤字でした。
当初、想定していた2億9400万円の赤字を大きく上回りました。
ファイターズ移転後の切り札だった中規模コンサートに対応した「新モード」の利用が低調だったことに加え、2億5000万円以上のネーミングライツが期限の2月末までに決まりませんでした。
■山川社長:
「(ネーミングライツに)引き続き関心を持っている企業様とですね、協議を進めているということです。なんとか皆様に良い報告ができるようにしたいと思っておりますので、もう少しお待ちください」。
今年度は新モードの利用を含め、昨年度より25件多い123件のイベント開催が決まっている札幌ドーム。山川社長は「勝負の年」だと強調します。
■山川社長:
「黒、もうトントンに近い黒、でも黒に持っていきたいと思ってます。特にこの2年目(ファイターズが)出てっての、今年度ですね、そこが勝負なんで、そこできっちりある程度の形を作りたいと思ってます」。
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