築60年の歴史で老朽化も…松山市民会館 松山市が劣化状況を調査し閉館時期を検討へ【愛媛】

築60年近くが経ち老朽化が進む松山市民会館。愛媛県松山市は設備の劣化状況の調査を踏まえ、閉館時期を検討する考えを示しました。

1965年に建設された松山市民会館は、築60年近くが経ち施設の老朽化が懸念されています。

こうした中、21日の市議会の一般質問で自民党の岡雄也議員が松山市民会館の今後のあり方について質問しました。

これに対して市は、市の公共施設再編成計画では、市民会館は去年を目途に閉館する方向性が示されていると説明。現在、コンクリートや空調など設備機器の劣化状況を専門の業者が調査中とし、調査の結果をもとに閉館時期を検討すると答弁しました。また、閉館する場合は利用者への影響を最小限にするため、周知期間を十分設けたいとしています。

一方、閉館した場合、代替施設として期待されるのが市が取得予定のJR松山駅南側の車両基地跡に検討されている2000席規模の劇場型ホールの整備です。車両基地跡の活用を巡っては、18日に基本計画策定を行う委託業者の公募の結果、東京の共同企業体(JV)が選ばれ、市はアリーナ建設を要望する声なども踏まえて整備する施設の基本計画を今年度中に策定するとしています。

市民会館の行方と新たな施設の方向性。市の判断が注目されます。

#愛媛県 #松山市 #松山市民会館 #築60年 #老朽化 #公共施設 #再編成計画 #設備機器 #劣化状況 #閉館時期 #検討

© テレビ愛媛