完成から59年…去年めどに閉館予定だった「松山市民会館」閉館時期を見直し 市は今年度調査を実施

愛媛県美術館のとなりに建つ松山市民会館。老朽化などに伴う閉館時期について、市は今年度実施する調査結果をもとに見直す考えを示しました。

海外アーティストのコンサートに、伝統芸能の発表会。1965年の完成以降、文化の発信地として活躍してきた松山市民会館。

和氣アナ:

「松山市民会館は来年で完成から60年。この先いつまで使うことができるのでしょうか?」

松山市ではこれまで、JR松山駅の車両基地跡に新たなホールが整備された場合、2023年頃をめどに閉館するとしていました。

きょうの定例市議会で、今後の方針について問われた松山市は。

松山市坂の上の雲まちづくり部 佐伯文男部長:

「現在、コンクリートの検査や設備機器の劣化状況など、専門業者による調査を実施しており、閉館時期は調査結果をもとに見直していきたいと考えています」

今年度行われる調査で市民会館の骨組みや基礎、空調機器などの状況を確認し、いつまで使用できるか見直す考えを示しました。

また、閉館する場合は利用者への影響を最小限にするため、周知期間を十分設けたいとしています。

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