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【新華社ウルムチ6月21日】中国新疆ウイグル自治区の河川沿いの各地は増水期に入って以降、潜在的なリスクの調査を展開し、重点注意区間の早期のリスク除去や補強に努め、洪水に備えた総合的な対策を進めている。
アクス地区シャヤール県はここ数日、同県を流れるタリム川沿いの洪水重点注意区間のリスク除去と補強を実施している。県内にある大寨ダムの堤防補強現場では、洪水対策チームが効率的な分業体制を取り、油圧ショベルやフォークリフト、トラクターなどの大型機械を駆使し、河川の堤防に杭を打ち、ギョリュウの木を敷設、土で覆って固めるなどの補強工事が行われている。
タリム川は国内最長の内陸河川で、シャヤール県では266キロにわたって流れる。2023年の増水時には最大毎秒833立方メートルの流量が観測された。同県水利部門は今年5月から、川沿いの潜在的リスクの全面調査を実施し、脆弱(ぜいじゃく)な箇所9カ所、距離にして計18.9キロを発見した。(記者/丁磊、関俏俏)