博多ストーカー殺人 被告の男は“父親から虐待受けていた” 臨床心理士が証言 福岡地裁

去年1月、福岡市のJR博多駅近くで、元交際相手の女性を刺して殺害したとされる男の裁判で、男が父親から虐待を受けていたことなど、生い立ちが明らかにされました。

起訴状によりますと、殺人やストーカー規制法違反などの罪に問われている寺内進被告(32)は去年1月、JR博多駅近くの路上で、元交際相手の川野美樹さん(当時38)の頭や首などを包丁で何度も刺し殺害したとされています。

21日に福岡地裁で開かれた裁判では、寺内被告の心理鑑定を行った臨床心理士が出廷し、寺内被告が小学生の時から父親に暴力を受けていたことや、両親と遊んでもらった記憶が少ないことを明らかにしました。

その上で寺内被告について、「自我の形成が未熟でストレス耐性が低い」などと証言しました。

裁判は6月24日に結審し、28日に判決が言い渡されます。

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