小池栄子×仲野太賀『新宿野戦病院』ポスタービジュアル完成 橋本愛、濱田岳、柄本明の姿も

7月3日よりフジテレビ系で放送がスタートする水10ドラマ『新宿野戦病院』のポスタービジュアルが公開された。

小池栄子と仲野太賀がW主演を務め、宮藤官九郎がオリジナル脚本を手がける本作は、新宿・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図を描く救急医療エンターテインメント。

物語は、新宿区歌舞伎町の路地にひっそりと建つ、聖まごころ病院。その土地柄、救急外来を訪れる患者の多くは、貧しい路上生活者や在留外国人、ホストや風俗嬢など、一般の病院と違い、その特殊な“ワケあり”背景を持った患者たちが集う。そこに、突如としてアメリカ国籍の元軍医である謎の女性が歌舞伎町に降臨する。彼女は、軍医経験を持つ女医のヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)。やがて彼女は、歌舞伎町で繰り広げられるさまざまな闇を明るく照らし出す存在となっていく。そして、年老いた叔父の病院に勤務する美容皮膚科医の高峰享(仲野太賀)がヨウコと出会い、歯車が動き始める。時代とともに大きな変貌を遂げていく歌舞伎町の中で、ポツリと小さく存在し、取り残されたボロい病院。ネオンを光らせ、人々の欲がうごめく夜の街・歌舞伎町の中で生きる人たちに、小さな病院の光が、ひとつの心のよりどころとして、病院にいる個性豊かな医師たちとともに街に明かりをともしていく。

公開されたポスタービジュアルは、コンセプトに「減色混合三原色×ワイドレンズでワイルドに!」を掲げ、目を引くY:イエロー(黄色)、M:マゼンタ(赤紫)、C:シアン(青緑)のカラーをふんだんに用いて、物語の主要な登場人物たちである5人のキャストを全面に打ち出したデザイン。歌舞伎町に突如として現れたアメリカ国籍で元軍医であるヨウコ・ニシ・フリーマン役の小池、チャラさ全開の美容皮膚科医・高峰享役の仲野、「貧しい命も富める命も皆平等」の強い信念の持ち主でNPO法人「Not Alone」の新宿エリア代表・南舞役の橋本愛、歌舞伎町の住民に舐められる交番勤務の巡査・岡本勇太役の濱田岳、物語の中心地である“聖まごころ病院”の3代目院長・元外科医で、“歌舞伎町の赤ひげ先生”こと高峰啓介役の柄本明の姿が描かれている。

また、人物をワイドレンズで撮影することで、印象としてあえて躍動感ある違和感を持たせる全体構図をとり、背景には「歌舞伎町一番街」や「I LOVE 歌舞伎町(アイラブ歌舞伎町)/I(ハート)KABUKI-CHO)」の文字情報に加えて、“命を救う”ことの象徴でもある救急車を走らせた。歌舞伎町の喧噪や賑やかさ、そして、街の発するエネルギーを全体として表現。また、中央にドラマタイトル『新宿野戦病院』の文字を大きく踊らせることで、眠らない街・新宿歌舞伎町がドラマの舞台であることを強く意識させるポスタービジュアルに仕上がった。

あわせて、ポスタービジュアルを手がけたデザイナーの高尾裕司からはコメントも到着している。

高尾裕司(デザイナー・環七グラフィック)コメント
歌舞伎町の灰汁(あく)が強い住人たちをSEARCH AND TREATMENTしていくBORN TO LIVEな主人公たちをビジュアル化しました!
(文=リアルサウンド編集部)

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