元フジテレビアナウンサーの笠井信輔が21日、SNSを更新。東京都知事選の候補者掲示板がジャックされている問題で、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」の報道を称賛した。
前日の書き込みから疑問を投げかけていた笠井は「さすがに、批判が渦巻いている東京都知事選の候補者掲示板のカオスな状態 今朝、気になって各局の【朝の情報番組】を一通りチェックしてみました」と、各ワイドショーを比較したことを明かした。
「裸同然のポスターを貼り出した男性候補者に対して 東京都迷惑条例違反に抵触すると、警察から候補者が警告を受けた それは、警察が動いたと言うことで、公のニュースとして、報じているところがありました しかし！やはりあのお騒がせ、政治団体の【候補者ポスター掲示スペース販売騒動】を取り上げているところは 各局朝の情報番組を一通りチェックしたところ、まずありませんでした」とレポートした。
理由を「下手に取り上げると、かえってその政治団体の宣伝になってしまう その手には乗らない！と言う考え方 反対に、公然と批判すれば、既に公示中なので「選挙妨害」と言われかねない そんな考え方もあるのでしょう」と分析。理解を示した。
立花孝志氏の写真が「コ」の字型に張られた掲示板を紹介。「今、都内の都知事選選挙ポスター掲示板はこんな状況です」と憂えた上で、「この問題を正面から取り上げていた番組が私の知る限り1つありましたテレビ朝日『モーニングショー』です もちろん、政治団体の名前は伏せています 玉川さんはじめ、出演者は スタジオで公然と批判していました」と評価した。
「モーニングショーは、この騒動だけを取り上げているのではありません 立候補者数が多すぎて、掲示板のスペースが足りないと言う問題に着目し、都内3つの掲示板を取り上げて 初日にどんな人が掲示板に貼りに来るのかと言う【東京都知事選掲示板、初日物語】と言うドキュメントとして取材放送したのです さすがです」と拍手を送った。
「当然、この騒動に触れることになるわけですから テレビってほんと難しいんですよ 誰もがダメと思うことを放送しても それこそ、その昔 統一教会の霊感商法問題や オウム真理教事件はそれしかやることないのか！と言う位たくさんの時間を割いて 大批判キャンペーンを行いました ところが放送後必ず電話がかかってくるんです『あの宗教団体にはどうやったら入ることができるんですか？』本当にいろんな人がいるので 不用意に放送すると思わぬことが起きてしまいます」とテレビマンらしく、デリケートな側面にも触れ「もしかして地方の新聞や、地方のテレビ局はこの問題を取り上げたりするのでしょうか？『東京は終わってる』とね」と心配した。
