来年度の公立高校定員 群馬県教委 15校で計320人減

【資料】高校入試

来年度の公立高校の募集定員について、県教育委員会は、中学卒業予定者の減少に伴って15校であわせて320人減らすことを発表しました。

来年度の定員が減るのは、あわせて15校で吉井、館林女子、藤岡工業、利根商業の4校は40人減らします。

また来年度統合する沼田と沼田女子も2校あわせて40人を削減します。

このうち、藤岡工業では、学科も再編し、3学科から2学科になります。

また、定員を20人減らすのは、万場、下仁田、長野原、嬬恋の4校です。

このうち、嬬恋では普通科3コースを2コースにとし、これまでスケートやスキーに取り組むスポーツ系のコースにのみ適用していた全国募集をすべてのコースに拡大します。

このほか、榛名、松井田、吾妻中央、板倉、西邑楽の5校で定員をいずれも8人減らします。

県教育委員会によりますと、来年3月の中学卒業予定者は1万6638人と前の年から538人減る見込みです。

今回の削減はこうした減少に伴うもので、地区ごとの中学卒業予定者や各高校の志願状況などから15校を選定したということです。

来年度の中学卒業予定者も減少となる見込みで、県教育委員会では今後も必要に応じて高校の再編整備と学校規模の適性化に取り組むとしています。

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