クマに襲われたか 顔や背中に大きな引っ掻き傷 50代くらいの男性が死亡 山林内で倒れている状態で発見

6月21日昼過ぎ、長野県信濃町の山林で50代くらいの男性が倒れているのが見つかり、死亡が確認された。顔や背中に大きな引っ掻き傷があり、警察や町は、クマに襲われたとみて、周辺に警戒を呼びかけている。

顔や背中に引っ掻き傷

警察や消防によると、信濃町野尻の山林で21日正午すぎ、林道の工事をしている会社の人から、「山林内で倒れている人を発見した」と110番通報があった。

倒れていたのは50代くらいの男性で、顔や背中に大きな引っ掻き傷があり、その場で死亡が確認された。

クマに襲われたか

現場の状況から、クマに襲われたとみられている。

男性は通報した人の同僚とみられ、20日、一人で現場に出かけたまま、行方が分からなくなり、21日朝から探していたという。

町によると、4月以降の町内でのクマの目撃は4、5件で、例年より少なかったという。

警察と町は、周辺の地区に警戒を呼びかけている。

県内に「クマ出没注意報」発令中

県内では、6月に入りクマによる人身被害が4件発生していて、県は現在、「クマ出没注意報」を発令している。

山に入る際は、クマと遭遇しないようにするため、鈴やラジオなど音の出るものを携帯してほしいとしている。

(長野放送)

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