サッカー場建設に支援募る 12月開業へ鎌倉インテルら 鎌倉市

スタジアムの建設予定地

市内梶原の芝のサッカー場「みんなの鳩サブレースタジアム(鳩スタ)」が9月をもって終了し、台3丁目へ移転するのに伴い、みんなのスタジアム構想プロジェクト事務局は6月14日から、建設費を募るクラウドファンディングを開始した。スタジアムの移転・建設で不足が見込まれる6000万円と、運転資金の4000万円を合わせた1億円を目標額に掲げ、個人・法人からの支援を募る。

新スタジアムの建設を計画するプロジェクト事務局は、鳩スタを本拠地とする社会人サッカーチーム・鎌倉インターナショナルFC(鎌倉インテル)と、同所を運営する一般社団法人鎌倉スポーツコミッションで構成。鳩スタは、鎌倉市による深沢地域整備事業用地のため9月に運営を終え、その後に台の自動車教習所跡地へ移転する。移転先は民間企業がマンションを順次建設していく予定だが、未開発の土地を借り、2027年3月頃まで暫定的にサッカー場として利用する。

プロジェクト事務局は、12月の開業を目指し準備を進める。移転・建設費は約3億円を想定。鎌倉インテルの四方健太郎代表(44)は「自己資金、鳩スタの運営収益、スポンサーや地域からの支援を足しても、6000万円不足する」とし、スタジアム継続へ協力を呼びかける。さらに新規スポンサー企業も募集し、当面の運転資金4000万円を募る。

クラファンは1口1千円〜。支援額により、スタジアム敷地内に名前が掲載されたり、鎌倉ゆかりの商品や鎌倉インテルのユニフォームが返礼品としてもらえたりする。支援は特設サイト「スタジアムを繋ぐ」から。8月13日まで。

スタジアム名称にゴールドクレスト

鎌倉インテルらは移転先の12月開業に向け、新スタジアムのネーミングライツ(命名権)のパートナーとして、同所でマンションを建設する(株)ゴールドクレスト(東京都)と契約締結。新名称は「ゴールドクレストスタジアム鎌倉」となる。

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