【ボート】近況絶好調の豊田健士郎がイースタンヤングを制す

 今年V6を飾った豊田健士郎

 「イースタンヤング・G3」(21日、びわこ)

 1号艇の豊田健士郎(28)=三重・115期・A1=が、道中で追ってくる関浩哉、沢田尚也を何とか振り切って、G3初Vを決めた。5月末のからつ、多摩川に続く3節連続優勝となり、今年速くも6回目の優勝。通算では21回目の優勝を飾った。この優勝により、桐生で開催されるプレミアムG1・ヤングダービー(9月18~23日)の優先出場権も手に入れた。

 豊田が、G3の初優勝を決めたが「疲れました」と最後の最後まで続いた死闘を振り返った。

 コンマ11のトップSで1Mを先マイ。バックでは早々と先頭に立ち、そのまますんなり逃げ切りと思われたが、「そこで余裕を持って、1周2Mはターンミス。沢田尚也(滋賀)選手に迫られ、その後は同期の関浩哉(群馬)にあおり運転をされました。道中2度ぶつかったが、こけなくて良かった。ほんと同期なんですかね」と皮肉った。それでも「今節一番いい状態で行けたし、びわこで初優勝もできました」と最後は素直に喜んでいた。

 これで3節連続優勝となり今年6回目。4月の住之江から6節で5優勝という絶好調ぶりだ。「リズムがいいですね。悪いエンジンも引いてないが、ペラも当たっている」と納得。このあとは7月に地元津で開催されるG2・ボートレース甲子園(7月10~15日)が控える。「その前に戸田もあるし、そこで結果を残していいリズムで臨みたい」とまだまだ続きそうなこの勢いで、さらに優勝回数を伸ばしていく。

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