テーマは「西九州の海めぐり列車」”ふたつ星4047”試乗会 記者が魅力を体感【佐賀県】

佐賀県と長崎県を九州の観光における“2つの星”と位置づけ、その沿線をめぐる観光列車「ふたつ星4047」。記者が試乗会に参加し列車の旅ならではの魅力を体感してきました。

【長島百花】
「パールメタリックの車体がきらめくこちらのふたつ星に乗って列車の旅に行ってきます!」

西九州新幹線の開業にあわせて2022年に運行を始め、昨年度の乗車率は82%と人気の観光列車「ふたつ星4047」。19日に試乗会が開かれ、武雄温泉駅から長崎駅へ約3時間の旅を体験しました。
「ふたつ星4047」は“西九州の海めぐり列車”をコンセプトに佐賀と長崎の魅力を発信しようと企画された観光列車。2つのコースに分かれていて、午前は有明海、午後は大村湾と変化に富んだ2つの海の車窓を列車に揺られながらゆったりと堪能できます。
沿線の駅には10分前後停車。地元の人たちが出迎えホームには地域の特産品が並びます。

【長島百花】
「鹿島市の肥前浜駅では地元の日本酒の飲み比べも楽しむことができます、それではいただきます、華やかな香りとほのかな甘みでとてもおいしいです」

有明海コースでは江北駅、肥前浜駅のほか多良駅でも沿線のおもてなしがあり、個性豊かな各地の魅力を感じられるのがふたつ星の特徴です。

【長島百花】
「車内で食べられるお弁当には佐賀牛のローストビーフやステーキ、有明海産のノリなど佐賀の特産品がたくさん詰め込まれていて海を眺めながら味わうことができます」

午前の便ではこの列車限定の2種類の弁当を注文することができ、事前予約をすれば車内で受け取れるということです。また、この列車では3両のうち2号車をまるごとラウンジにしていて、うれしの茶など各地の逸品を販売しているほか佐賀ノリの試食体験なども行われています。

【JR九州】
「日本のお客様だけではなくて海外のお客様にも多くご利用いただいている。佐賀県の長崎県の2つの西九州の大きな魅力を伝えたいという思いでつくられた列車なので車内のみならず、停車駅での地域の人のおもてなしを十分にお客様に楽しんでもらいたい」

「ふたつ星4047」は金曜日から月曜日、祝日を中心に各ルート1日1本運行しているということです。

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