部屋の湿度が高すぎると、何が起こる?3つの悪影響と適切な湿度とは?

部屋の適切な湿度とは

室内の湿度は、調整しなければ湿度が高くなりすぎたり低すぎたりしやすいです。まずは、室内で快適に過ごせる湿度の目安を知っておきましょう。

  • 夏…湿度50~60%
  • 冬…湿度40~50%

季節によって目安の湿度が異なるので、上手に加湿と除湿を行って、室内の環境を整えましょう。

部屋の湿度が高すぎると起きる3つの悪影響

部屋の湿度が高すぎると起こることは、以下のものが考えられます。

1.不快指数が上がり、体調不良になりやすい

湿度が上がると、皮膚の表面がベタベタして不快ですよね。実は、湿度が高いとべたつきが気になるだけでなく、実際に体調を崩してしまいやすくなります。

  • 熱中症になりやすい…体温調節機能が発汗によって低下するため
  • 重だるさを感じやすくなる…体内に熱がこもため
  • 食欲不振になりやすい…体内の消化酵素が、うまく機能しなくなるため

体調を崩してしまうと、蒸し暑さの影響で早期回復が難しいケースもあります。体調不良が長く続くと、次第に季節が夏に移行していくため、暑さで夏バテしてしまうこともあるので注意が必要です。

2.カビやダニが発生しやすくなる

湿度が高くなると、カビやダニの発生率が高くなります。カビやダニは高温多湿の状態を好むので、餌となるものさえあれば爆発的に繁殖する可能性が高いです。

カビやダニはアレルギーの原因になる物質なので、死骸やフンを吸い込んでしまうと咳くしゃみなどの不快な症状が出てしまい、体調が不安定になることも少なくありません。自分や家族はアレルギーがないからと油断していると、ある日突然ひどいアレルギー症状が出ることもあります。

3.細菌が繁殖しやすくなる

湿度が高くなると、細菌の繁殖も活発になります。そこで注意しなければならないのが、食中毒です。

  • サルモネラ菌
  • 腸ビブリオ菌など

かかってしまうと大きく体調を崩してしまい、最悪の場合命に関わる事態を引き起こす可能性もあります。特に乳幼児や高齢の人は、免疫力や体力が成人に比べて低いため、かかってしまうと重症化しやすいです。食材の保存方法や味の変化などには、十分注意しましょう。

部屋の湿度が高くなる原因

湿度が高くなってしまう原因は、以下のものがあります。

  • 人間の汗などが蒸発
  • 晴れても部屋を閉め切っている
  • 室内干しが続いている
  • 除湿しない
  • 家電製品から出る水蒸気に無頓着
  • 浴室のドアを開けっぱなしにしているなど

湿度が高くなるデメリットを把握して、できるだけ上記のような行動はとらないようにしましょう。室内に湿度計を設置することで、現在の室内の湿度を正しく把握しやすくなります。適切な湿度に室内を保ち、身体に余分な負荷をかけないような日常を過ごしましょう。

まとめ

湿度が高くなると、思いがけないデメリットが起きやすくなります。春以降に来る梅雨や夏の台風シーズン、秋雨の時期は、適切な方法で除湿して室内の環境を整えましょう。

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