”激しい雨”とはどのくらい強い雨?梅雨入りし今後の雨予報【佐賀県】

ウェザーニューズの気象予報士甲斐隆宏さんです。まずは週末の雨の予想について教えてください。

【甲斐気象予報士】
22日土曜日は早ければ明け方から雨雲がかかりそうです。午前中を中心に激しい雨が降る所があるでしょう。夜はいったん雨が弱まる時間もありますが、23日日曜日も活発な雲がやってきて、強弱を繰り返しながら日曜日から月曜日まで断続的に雨が降りそうです。
マークで改めて見ていきますと、22日は明け方から雨が降り出しそうです。活発な雨雲が断続的に流れ込んで一時間に30ミリ以上の激しい雨が降る所があるでしょう。23日日曜日も日中を中心に活発な雨雲がかかる恐れがあります。雨の量がさらに増える恐れもあるため、雨の降り方に注意し、危険を感じる前に避難するなど、早め早めの行動を心がけてください。

【キャスター】
激しい雨が降って大雨の恐れがあるんですね。

【甲斐気象予報士】
雨の強さ実際に激しい雨とはどれほどの雨の強さなのか、目安を見ていきます、30ミリ以上の激しい雨は、アンダーパスなど低い場所では冠水するレベルになります。非常に激しい雨は50ミリ以上で、広い範囲で冠水のおそれがあります。猛烈な雨は80ミリで、河川が氾濫したり、床上浸水するなど、被害が発生する恐れがあります。1時間の激しい雨が降り続いた場合は、大きな災害につながることもあるため、注意警戒が必要ですね。

【キャスター】
今できる備えは?

【甲斐気象予報士】
防災ハザードマップを確認して、周囲にどのような危険があるのか確認してください。また、自治体から避難情報が出る可能性があるため、情報収集をおこないましょう。また、避難時に必要な物などを確認するようにしてください。

【キャスター】
今回の雨は月曜日にかけても続くんですよね?

【甲斐気象予報士】
週間天気図天気図を見ると、九州付近に停滞しやすくなりそうです。火曜日・水曜日になると前線は南下しますが、来週末は再び北上するとみています。
週間予報マークで見ていきますと、月曜日にかけて雨の降る方に注意してください。水曜日は曇り空になりそうです。木曜日と金曜日はまた前線の動きが活発になり、雨になりそうです。現段階の予想では来週の後半も雨脚が強まる可能性がありますが、前線の位置や発達の状況が変わることが考えられます。いつ大雨になってもおかしくありませんので、気象情報はこまめに確認するようにしてください。

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