現行の保険証廃止へ…移行まで半年“マイナ保険証”利用は?仕方なく取得する人も「心配だけど…」

今年12月に今の健康保険証が原則廃止され、マイナンバーカードと一体となったマイナ保険証に移行します。切り替えまで半年を切ったマイナ保険証…利用は進んでいるのでしょうか。

【街の人】
「(マイナンバーカード)持っている」

【街の人】
「作った」

【街の人】
「コンビニで住民票を取った。簡単でいいと思う」

いまや新潟県内の保有率は74.7%と普及が進んだマイナンバーカード。一方でマイナンバーカードと健康保険証が一体となったマイナ保険証については…

【街の人】
「(使ったことは)ない」

【街の人】
「1回だけ医療機関で使ったけど、メリットがあるかと言われると…なので、それ以降あまり使っていない」

厚生労働省の調査では県内の今年4月時点のマイナ保険証の利用率は9.24%と、全国平均と比べ高いものの、1割に届いていません。

こうした中、今年12月には現行の健康保険証の新規発行が停止され、マイナ保険証に移行します。

マイナ保険証を持っていない人には、代わりとなる資格確認書が交付される予定です。

切り替えまで半年を切る中、マイナンバーカードを持っていないこちらの女性は…

【街の人】
「どうしようと思っているけど、しょうがなくマイナンバーカードをもらう」

仕方なくマイナンバーカードを取得する予定だといいます。消極的な理由は…

【街の人】
「息子が住民票を取ろうと思ってコンビニに行ったら、他人の住民票が出てきた。そういうのもある。心配。落としたらどうしようというのがすごく心配。勝手に使われたりとかするのかな」

個人情報が誤って紐づけられるトラブルが相次いだことへの不安やカードを持ち歩くことによる紛失への懸念は大きいようです。

さらには、こんな声も…

【街の人】
「マイナンバーカードを作るのはそもそも任意だった。その中で保険証を一本化するのは違う。進め方が」

【街の人】
「無理やりという感じ。政府がどうしても普及させたいんだろうなと思う」

7月までを「集中取組月間」として、マイナ保険証の利用促進に向け力を入れる政府。不安解消へ丁寧な対応も求められています。

© NST新潟総合テレビ