揺れるスポーツパーク構想 “国内最大級”大郷町が計画〈宮城〉

町が計画している国内最大級のスポーツパーク構想を巡り、今、大郷町がゆれています。

6月21日、スポーツパーク建設予定地周辺の6つの行政区の区長が、連名で町議会議長に構想を進めるよう要望しました。この計画は町と京都市のスポーツクラブの運営事業などを行う「スポーツX」が、19万平方メートルの敷地にサッカーグラウンド12面と、1200人以上が利用できる宿泊施設などを造るものです。年間の利用者数は80万人を見込み、町は人口減少対策、経済効果などに大きな期待を寄せていました。

しかし、6月7日の町議会で、議会側は土地の賃借代や期間など事業費の一部が示されていないことなどを理由に関連予算を認めず、町の計画にNOを突き付け、事業が進められない事態になっていました。

大郷町第13行政区 児玉文夫区長
「大郷町の未来にも関わってくると思う。将来を担う若者のためにもぜひともこの事業を推進していただければと思っております」

要望に対し、町議会の石川良彦議長は「要望書は全議員に配布し、皆さんの思いを伝えたい」と答えました。

6月21日は田中町長にも要望書が提出され、「議会に必要性を訴えていきたい」と話しました。

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