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群馬県内から旧満州へ渡った開拓移民について、立命館大の学生が20日、玉村町板井の星野拓男さん(84)宅を訪れ、聞き取り調査した。調査の成果は今秋、同大国際平和ミュージアムのギャラリー企画展で発表される予定。
調査は同大4年の下田千倖(ちゆき)さんが、群馬満蒙(まんもう)開拓歴史研究会(東宮春生代表)の協力を受けて実施した。県内から満州に入植した人たちが暮らした弥栄村群馬屯(いやさかむらぐんまとん)で生まれた星野さんと小見延子さん(87)=渋川市=から、当時の様子を聞き取った。
星野さんは、現地では大人も子どもも中国人と仲が良く、確執はなかったと説明。「終戦時も中国人が駅まで送ってくれ、泣きながら別れを悲しんでくれたことが忘れられない」と、当時を振り返った。