地元の海岸から全国大会を目指して 高校生が自らビーチバレーの練習場を整備し練習に励む  鳥取中央育英高校

地域の力を借りて全国大会を目指します。鳥取県北栄町にある鳥取中央育英高校の生徒が、自分たちで整備した砂浜で週末の大会に向けてビーチバレーの練習に励んでいます。

力強いスパイク、盛り上がる歓声!鳥取県琴浦町の逢束海岸で行われているのはビーチバレーの練習です。

活動しているのは春高バレーで、鳥取県大会7連覇中の強豪、鳥取中央育英高校男子バレー部。

6月から9月の期間、全国大会出場を目指してインドアバレーだけではなく「ビーチバレー」も練習しています。楽しそうに練習している部員たちですが、実はある問題を抱えていました。

鳥取中央育英高校男子バレーボール部 顧問 桑名圭司 教諭

「去年は由良の浜で(練習)させてもらってたんですけど工事中になってしまって使えなくなって境港まで行って練習している状況でした」

これまで練習していた北栄町の海岸が、高速道路の工事によって立ち入り禁止に。近くに練習コートがないため1時間以上かけて鳥取県境港市まで練習に行っていたところ、県中部への移住者や地元・県の協力などもあり、隣町である琴浦町で練習できることになったのです。

一面に草がびっしりと生えていた浜を、部員や保護者など約30人で使えるコートへと整備しました。練習中も細かい草の整備は続いています。

部員

「痛いので、この木とかケガするのでそういうところを気にする」

今週末行われる、全日本ビーチバレー鳥取予選兼国スポ予選。鳥取中央育英高校からは8ペア16人が出場するということで、練習に熱が入ります。

男子バレーボール部 3年 小田井康祐さん

「柔らかくてビーチに最適な砂だと思ってます。地元ですし、ここでいっぱい練習して結果残せるようにしたいです」

男子バレーボール部 3年 星原優来 主将

「育英(高校)でベスト4を全部埋められるように頑張ります。優勝します」

地元の海岸から全国大会出場を目指して。県全体のビーチバレー文化の盛り上がりに期待です。

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