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ディープな魅力の発信により、島根県へのインバウンドを加速させようと、県がフランスの旅行会社などを招き視察ツアーを行っています。視察先はクール・ジャパンな場所でした。
松江しんじ湖温泉駅に降り立ったのは、フランスの旅行会社とJALパリ支店の4人です。2025年に行われる大阪万博にむけて来日する外国人観光客を山陰・山陽にも呼び込もうと、島根県と岡山県が合同で今回の視察ツアーを企画しました。
視察は5日間の日程で、2日目の21日に向かったのは、伝統工芸「出雲民藝紙」の製作体験ができる松江市八雲町の安部榮四郎記念館です。
普段の視察ツアーでは、あまり訪れない場所ですが、実はここを訪れる外国人の約7割がフランス人だといいます。
フランスの旅行会社・ノーベルトワハンソワンディさん:
まさにフランス人が探し求めているもので、伝統的でまさに文化体験、フランス人は興味を持つと思う。
島根県での外国人宿泊者に占めるフランス人の割合は、現在わずか4%足らずですが、県では潜在力はかなりあると見ています。
島根県観光振興課・滿田愛子さん:
フランス人は、よりディープなところを巡る傾向にあるので、今まで他の市場が行っていない場所にも誘客を促進できると思う。
参加した旅行会社は今後、島根・岡山を巡るツアーを企画して販売するなどと話し、県などは早速、手ごたえを感じていました。