「オリ姫デー」初戦でオリックスが快勝 エスピノーザが6勝目 本拠地では驚異の防御率0.27 太田がV打

 5回、ピンチを切り抜けたエスピノーザは吠えながらベンチに戻る(撮影・坂部計介)

 「オリックス2-0西武」(21日、京セラドーム大阪)

 交流戦が終了し、リーグ戦再開初戦。オリックスは西武に勝利した。この日は毎年恒例イベント「オリ姫デー」の開催日。オリ姫たちに、勝利を届けることができた。

 「京セラ男」のエスピノーザが、8回4安打無失点とさすがの快投。今季6勝目を挙げた。唯一のピンチは1点リードの五回。1死一、三塁とピンチを招き、打席の源田がスクイズを敢行。しかし、エスピノーザの球威が勝り、ファウルとしてみせた。その後三ゴロで、三本間での挟殺プレーで三走をアウトとする。次打者の奥村を見逃し三振に仕留め、ピンチを脱出してみせた。

 京セラドームでエスピノーザは無双している。5試合に登板して、4勝0敗、防御率は驚異の0.27。失点は「1」で犠飛で許したもので、一本もタイムリー、本塁打を打たれていない。

 打線は、わずか10球で先制に成功した。試合前時点で打率・636と絶好調の茶野が流れを作り、3番の打順が定着してきた太田が走者を返す。若い戦力が躍動した。

 初回、先頭の茶野がカウント1-2から今井が投じたスライダーにうまく対応し、右翼線を深々と破る三塁打でチャンスメーク。その後1死三塁となり、太田が打席へと向かった。

 今井が2球目に投じた158キロ直球を太田は強振。一塁・中村剛の横を抜く鋭い当たりを放ち、三走・茶野は楽々と本塁に生還。「先制点を取るチャンスだったので、なんとかタイムリーになってくれて良かったです」と決勝打となった一打に、納得顔を見せていた。

 

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