阪神 2試合連続サヨナラ勝ちで3連勝 首位・広島に1.5差 小幡がサヨナラ打 大山は復帰即マルチ安打

 サヨナラ打を放ち祝福される小幡(撮影・北村雅宏)

 「阪神1-0DeNA」(21日、甲子園球場)

 阪神が2試合連続、今季3度目のサヨナラ勝ちで3連勝。リーグ戦再開初戦を白星で飾った。同点の九回、1死から前川が三塁内野安打で出塁。続く佐藤輝は死球。1死一、二塁で梅野は三振に倒れたが、小幡が右前にサヨナラ打を放った。

 小幡は「外野がだいぶ前に来てたんで、(代走の)植田さんでも無理じゃないかと思ってましたが、(三塁コーチの)藤本さんがめっちゃ(腕を)回してたので、セーフになってくれ!と思ってました。植田さんの足じゃなきゃセーフになってないと思うので、『ありがとうございます』と伝えました」と話した。

 先発の西勇輝は初回1死から度会に左前打を浴びたが、オースティンを遊ゴロ併殺打に抑えた。これで、通算2000投球回を達成。史上94人目の快挙となった。二回以降も走者を出しながら、本塁は踏ませず。7回6安打無失点で降板した。

 一方の打線は相手先発のジャクソンを攻略できなかった。二回は昇格即スタメンの4番・大山がチーム初安打を放つも、後続が凡退。四回は大山の中前打などで1死一、二塁の好機を作ったが、前川が遊ゴロ併殺打に倒れた。

 七回は2死から一、二塁として、ジャクソンを降板させた。投手が坂本に代わり、代打の代打・ノイジーを送ったが一邪飛。西勇に勝利投手の権利をプレゼントすることはできなかった。

 両軍無得点の八回は桐敷がマウンドへ。1死から桑原に右前打、度会に四球で1死一、二塁とした。ここで漆原にスイッチ。オースティンを三ゴロ併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。九回は石井が無失点に締めて今季初勝利を挙げた。

© 株式会社神戸新聞社