平年より15日遅れで梅雨入り 静岡もようやく「雨の季節」に いまは安い野菜も…集中豪雨があると影響が心配

気象庁は6月21日、平年より15日遅く、静岡県を含む東海地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。

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21日の静岡県内は、梅雨前線上を低気圧が東に進んだ影響で午前中を中心に雨足が強まりました。この先、1週間もくもりや雨のぐずついた天気が続く見込みで、気象庁は、午前11時に東海、近畿、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。東海地方では平年より15日遅く、2023年より23日遅い梅雨入りとなります。

静岡市にある傘の専門店です。

<客>
Q.これから雨のシーズンになりますが?
「一本いいもの買って行こうかと思う」

午後になり雨が弱くなると、お客さんが増えました。

<パーティーレイン藤田屋 藤田仁子さん>
Q.雨の降り方による傘の選び方は?
「風が強かったり、豪雨になったりというのがあるので、丈夫な傘をお客さんは探す。例えば骨が多い、撥水性が高いものなどをおすすめしている」

通常の傘より骨が多い「多骨傘」。8本から24本にすることで雨や風に強い特徴があります。

梅雨の影響を受けるのが夏の野菜です。

<安い八百屋いろいろ練習中 今堀和哉店長>
「きゅうりは梅雨入り前に気温が高い日が続いていたので、今のところ順調に出荷量は増えている。静岡産は2本で68円、山梨埼玉産は1本25円」

2024年は全国的に梅雨入りが遅れたため、きゅうりや葉物野菜の出来はいいといいます。

<安い八百屋いろいろ練習中 今堀和哉店長>
Q.今後にどんな影響がありますか?
「雨の降り方に影響を受ける野菜なので、集中豪雨があると野菜に影響が出てくる」

今は安く手に入る野菜でも、雨の降り方次第で、今後価格が急騰するかもしれないということです。

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