リーグ戦も強いソフトバンク 交流戦前に3連敗したロッテに18安打9得点で快勝 登録即スタメンの正木智也、ルーキー廣瀨隆太らが活躍

4回無死、ソロを放った広瀬(右端)を迎えるソフトバンクナイン(撮影・佐藤雄太朗)

◆ソフトバンク9―4ロッテ(21日、北九州)

ソフトバンクが交流戦直前に同一カード3連敗を喫したロッテに18安打9得点で打ち勝ち、再開したリーグ戦を白星発進した。

ソフトバンクは初回に一挙4点を奪った。今宮健太がロッテ先発の小島和哉から左翼席へ先制の3号ソロを打ち込むと、さらに2死一、三塁で登録即スタメンの正木智也が中前適時打。起用に応える今季初安打&初打点で追加点を挙げ、北九州を得意とする甲斐拓也が右翼フェンス直撃の2点二塁打を放った。

先発のスチュワートは初回を無失点で切り抜けながら2回に乱れた。簡単に2死を奪った後、2四球と安打で満塁のピンチを招き、岡大海に走者一掃の適時二塁打を許して1点差に詰め寄られた。

打線は4回に先頭の廣瀨隆太が3試合ぶりの一発となる2号ソロを放つと、佐藤直樹、周東佑京、山川穂高にも長短打が出るなどして3点を加えてリードを広げた。打線は4回までに5月21日の楽天戦となる今季2度目の先発全員安打を記録し、小島をKOした。

スチュワートは3回以降は粘り強く投げ、5回3失点にまとめた。6回以降は津森宥紀ら4投手の継投でロッテの反撃を1点に抑え、打線は8回にも2点を加えた。スチュワートは5月11日以来となる今季2勝目を手にした。

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