「強盗にバック奪われた。犯人が奪ったカギで店から現金盗んだのでは」警察に通報した36歳男…実は強盗は"狂言"で、勤め先の"花咲ガニ"有名店で現金を盗んでいたことがバレる 「闇金の借金返済のためだった」

窃盗の疑いで36歳の男を逮捕した北海道警根室署

勤め先の飲食店で現金を盗んだとして北海道根室市に住む36歳の飲食店従業員の男が逮捕されました。男は逮捕前「路上で強盗にあった」などとウソの通報をしていました。男は6月19日夕方から20日朝までの間、自らが勤める根室市花咲港にある飲食店で、レジから現金2万5000円を盗んだ疑いが持たれています。被害にあった飲食店の店主が「店から現金が盗まれた」と警察に通報。男も警察に「路上で強盗被害にあいました」などと相談に訪れていました。警察に対し男は「強盗にバックを盗まれた。バックに店の鍵が入っていた。犯人が店の中に入って現金を盗んだのではないか」などと話していました。しかし話に矛盾があったため、警察が男を追及すると「強盗の話は嘘です。お金を盗んだのは私です」と、ウソの通報をしたことや、店の金を盗んだことを認めました。このため警察は男を窃盗の疑いで20日逮捕しました。調べに対し男は「自分が働いている店でお金を盗んだことを隠すためにウソの通報をした。闇金の借金返済のため金を盗んだ」と容疑を認めています。警察は男が閉店中に店に侵入したとみて、詳しく調べています。被害にあった店は根室市花咲港で長く営業を続け、「花咲ガニ」を提供することで知られる有名店でした。

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