西武・今井達也、悔やまれる8回の一発「真っすぐでただ自分が勝負したかっただけなんで…」 渡辺監督代行も「厳しいようだけど」と指摘

8回2死、オリックス・森(左)に右越えソロを浴びた西武・今井(奥)撮影・永田浩)

◆オリックス2―0西武(21日、京セラドーム大阪)

開幕、交流戦、そしてリーグ戦の再開初戦と、今季3度目の〝開幕投手〟を担った西武の今井が、8回2失点で完投しながら4敗目を喫した。1回に2本の長打で先制を許したものの、2回から7回までは1安打に封じ、6回1死からは5者連続三振を奪う力投も見せた。

悔やまれるのは、8回2死無走者から森にフルカウントからの6球目、158キロ直球を右翼席に運ばれた一発。「スライダーを投げていれば、三振か四球になるのは分かっていたんで、一発を打たれても1点。あそこは真っすぐでただ自分が勝負したかっただけなんで、結果として、ああいう形になってしまった…」

9回の攻撃を前に奪われたその2点目は、得点力不足の打線にとっては痛すぎた。渡辺監督代行は「ナイスピッチングだとは思うんだけど、点の取られ方が悪い。厳しいようだけど、最後は絶対避けなくちゃいけない配球。それが今のチームに与えるダメージ(は大きい)というか…」と指摘した。

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