大経大・柴崎 値千金同点打 3人態勢で視察の阪神にアピール

 鋭いスイングを繰り出す大経大・柴崎

 「大学関西オールスター5リーグ対抗戦、関西六大学野球連盟10-3阪神大学野球連盟」(21日、わかさスタジアム京都)

 今秋ドラフト候補の大経大・柴崎聖人外野手(4年・岐阜第一)が21日、京都市のわかさスタジアム京都で行われた大学関西オールスター5リーグ対抗戦で、関西六大学野球連盟の代表として1回戦・阪神大学野球連盟戦に「4番・右翼」で先発し、値千金の同点打をマークした。

 1点を追う初回2死一塁で右中間への適時二塁打を記録。「後ろにつなごうと思った」とコンパクトにバットを振り抜いて快音を鳴らした。スタンドには10球団のスカウトが集結し、阪神は畑山統括スカウトら3人態勢で視察。担当の岡本スカウトは「身体能力が高く、打撃も小力がある」と評価した。

 「外野手は打てないと評価されにくい。打撃でアピールしたい」と柴崎。さらに打棒に磨きをかけ、プロ入りの切符をたぐり寄せる。

 ◆柴崎 聖人(しばさき・まさと)2002年4月4日生まれ、22歳。兵庫県伊丹市出身。173センチ、80キロ。右投げ左打ち。外野手。小学1年に稲野エンジェルスで野球を始め、伊丹西中では高槻中央ボーイズでプレー。岐阜第一では2年春から背番号8でベンチ入り。昨年12月の侍ジャパン大学日本代表候補合宿メンバー。

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