京本大我、松村北斗、髙地優吾……個人活動の成果は海外でも SixTONESでの進出も近づく?

SixTONESの京本大我が、主演映画『言えない秘密』が出品された『第26回 上海国際映画祭』のレッドカーペットに登壇した。

その後行われたアジアプレミア上映の舞台挨拶で、「ライブとかでもまた来れるように頑張りたいです!」と宣言し、現地のファンを沸かせていた京本。実はSixTONESは、デビュー前からグループのオリジナル曲「JAPONICA STYLE」のEnglish Ver.を公開していたりと、海外展開を視野に入れて活動を行ってきた。そして、近年のメンバーたちの海外での活躍っぷりを見ていると、着実にその夢に近づいているように感じる。

まず、SixTONES×海外でいちばんに思い出されるのは、2019年にジャカルタで開催予定だったイベント『YouTube FanFest』だ。同イベントは6人にとって初の海外公演になるはずだったが、情勢の関係もあり延期。最終的にはVTR出演に変更となり、メンバーたちもグループの公式Instagramに英語で「初めての海外ショーということだけでなく、インドネシアのファンと会えるのを楽しみにしていました」ともどかしさを綴っていた。

その後はコロナ禍などもあり、日本での活動がメインとなっていたが、6人はさまざまな場所で海外公演への熱意を語っていた。たとえば、昨年10月に放送されたラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)では、ラスベガスに超巨大スクリーンを持つコンサート会場・スフィアができたことを受け、「いずれ絶対にやりたいね」(京本)、「海外公演として視野に入れておきたい!」(田中樹)と会話を交わす場面もあった。

まだグループとしての海外公演はまだ達成できていないが、京本のほかにも、俳優業で海外でファンを増やしているメンバーがいるのも心強い。松村北斗は、世界各国で上映された新海誠監督作品の映画『すずめの戸締まり』(2022年)でメインキャラクターの声を担当したこともあり、海外でも知名度を上げている。今年2月にドイツで開催され、映画『夜明けのすべて』(2024年)が出品された『第74回ベルリン国際映画祭』では、レッドカーペットを歩き、現地のファンから大歓迎を受けていたこともあった。

さらに、バラエティの分野でも。髙地優吾がフィリピンの生放送番組に出演していたことが日本でも話題に。これは6月10日に放送されたバラエティ番組『学校ではできない地球大実験 どうなるでSHOW』(TBS系)内の企画で「太陽の光を鏡で反射させて料理したらどうなる?」という疑問の検証を告知するためのもの。『スクール革命!』(日本テレビ系)などで鍛え上げられたバラエティ能力を活かし、無茶振りに積極的に応えていく姿勢が、「とっても好青年だね!」とMC陣から褒めちぎられていたのが印象的だった。

それぞれの個性や才能を活かしながら活動していくという意味が込められた“SixTONES”というグループ名。俳優業やバラエティ業など、さまざまな分野で磨き上げた6つの音が、海外の会場で鳴り響く日が来るのが待ちきれない。

(文=菜本かな)

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