アリーナ広々、半屋外広場も ワッツ本拠地、7月1日開館 青森市、新体育館公開

青森ワッツの本拠地となるメインアリーナ。Bリーグ開催時は3500人を収容する=21日、青森市

 青森市は21日、同市浦町の青い森セントラルパーク内に整備した市総合体育館「カクヒログループスーパーアリーナ」をメディアに公開した。プロバスケットボール男子Bリーグ2部の青森ワッツのホームコートで試合時に約3500人収容のメインアリーナや、多目的に使用するサブアリーナ、建物をつなぐ半屋外の広場などがあり、多様なイベントの開催を見込む。7月1日に開館する。

 市民体育館の老朽化に伴い、2022年4月に着工。今年3月末に完成した。市によると、15年間の運営費を含む総事業費は約115億円。設計・建設費が約86億円で、国の補助金約40億円や個人からの寄付金約20億円を活用した。

 大小複数の建物が連なる本体施設は鉄筋コンクリート一部鉄骨造り3階建てで、延べ床面積約1万2千平方メートル。敷地内に300台と徒歩15分圏内に900台の駐車スペースを設ける。

 最も広いメインアリーナは、1階の観客席が可動式で、四方の壁から引き出せば、最大約5千人収容となる。観客席がないサブアリーナはバレーコート2面分を確保できる。

 建物をつなぐ屋根付きの広場はキッチンカーの乗り入れが可能。広々としたキッズルームやフットサルが楽しめる人工芝グラウンドなどを設ける。これら本体施設とつながる建物もあり、民間運営のカフェやジムが入る。

 1日は正午から午後5時まで無料開放し、ワッツによるデモンストレーションを予定する。

【全文】

© 株式会社デーリー東北新聞社