畳が生活雑貨やインテリアに変身 西条の老舗店、ミニサイズで多彩なアイテム展開

高橋さんが手がけたミニサイズの畳商品

 愛媛県西条市で100年以上続く畳店・高橋畳センター(同市大町)が、ミニサイズの畳を取り入れた生活雑貨やインテリア用品を手がけている。4代目の高橋知宏さん(39)は「和室に敷く畳の良さを知ってもらうためにも、気軽に触れてほしい」と話している。

 高橋畳センターは1912年創業。神社や一戸建て住宅、マンションなどへの畳の販売や張り替えをメインにするが、近年は住宅事情や消費者ニーズの変化で畳の需要が減少。趣向が異なる商品も模索している。

 ミニ畳は、住宅用の敷き畳から生活雑貨まで幅広い用途に応じ、サイズやデザインを自由に選択できるのが特徴。畳表(ござ)は、イ草だけでなく防水効果・耐久性に優れた樹脂や和紙の素材もある。ござと畳縁は好きな色や柄を選べる。

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