中国地方と北陸が梅雨入り 平年より10日以上遅く

 気象庁は22日、中国地方(鳥取、島根、岡山、広島各県)と北陸(新潟、富山、石川、福井各県)が梅雨入りしたとみられると発表した。中国は平年より16日、昨年より24日遅い。北陸は平年より11日、昨年より13日遅い。梅雨がない北海道を除き、梅雨入りしていないのは、東北南部と北部になった。

 気象庁によると、中国や北陸は22日、梅雨前線の影響でぐずついた天候となり、今後1週間も曇りや雨が多くなると見込まれており、梅雨入りと判断した。24日にかけては、日本海側を中心に大雨の恐れがある。

 今年は太平洋高気圧の北への張り出しが弱かった影響で、全国的に梅雨入りの時期が平年より遅くなっている。

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