クマ人身被害受け 富山県が対策会議で被害防止呼びかけ

21日に県内で今年初めて、クマに人が襲われる被害があったことを受けて、県は22日に緊急の対策会議を開き、警戒を呼びかけました。

県民会館で開かれた会議には、新田知事や県と富山市の職員らが出席しました。

富山市の大山地域では21日、80代の男性が自宅近くでクマに襲われて大けがをしました。クマはまだ捕まっていません。

今年、県内でクマの目撃や痕跡の情報は21日までに114件で、去年の6月末までを11件上回っています。

会議では、生ごみなどクマをおびき寄せるものを取り除き、やぶや草むらを刈ってクマが隠れる場所をなくすこと、戸締まりの呼びかけなど、クマによる被害を防ぐための対策を確認しました。

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