![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1177107658014031976/origin_1.jpg)
山形市大郷地区でブランドナス「蔵王サファイヤ」の収穫が最盛期を迎え、生産者は早朝から作業に追われている。
ナスは「真仙中長(しんせんちゅうなが)」という品種で、小ぶりで皮が薄いのが特徴。光沢のある色合いが名称の由来で、商標登録されている。大郷地区ではJAやまがた中央ハウスナス部会の農家8人がミツバチによる自然交配で栽培している。
同部会長の丹野菊男さん(56)=同市今塚=は約30アール、5棟のハウスで連日約150キロを収穫している。3月の天候不順の影響が懸念されたが、現在は生育、品質ともに良好だという。丹野さんは「浅漬けをはじめ天ぷらもおいしい。京都のデパートで漬物として販売され、全国的に知名度が上がっている」と話す。10月末までに14トンほどが本県を含む東北各地や首都圏などに出荷される。