【早出し】甘さ、色づきともに十分 山形・本沢地区、デラウェア出荷始まる

出荷が始まった本沢地区のデラウェア=山形市・JAやまがた本沢集荷場

 ブドウ生産が盛んな山形市本沢地区で21日、主力品種「デラウェア」の出荷が始まり、安全祈願祭が同市のJAやまがた本沢集荷場で行われた。甘さ、色づきとも十分に仕上がったといい、9月末まで首都圏を中心に届けられる。

 本沢地区などの生産者が所属する同JA西部営農センターぶどう部会(佐藤吉之部会長)は今年、デラウェアやシャインマスカットなどブドウ全体で出荷量460トン、販売高4億円を目指す。4月以降、昼夜とも気温の高い日が続いたため、デラウェアのハウス物の出荷は昨年より3日早い。8月上旬からは露地物の出荷が始まる。

 祈願祭には生産者やJA職員ら約30人が出席。佐藤部会長は「目標を達成したい」とあいさつした。この日持ち込まれた約800キロの選果も行い、目ぞろえ会では糖度18度以上などの出荷基準を確認した。

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