Aぇ! group佐野晶哉、“大先輩”平泉成から学ぶ しんどい日も「こういう背中を見せてくれたから」

イベントに登壇したAぇ! group【写真:ENCOUNT編集部】

映画『明日を綴る写真館』で共演

Aぇ! groupの佐野晶哉が22日、都内で行われた映画『明日を綴る写真館』の大ヒット御礼舞台あいさつに主演の平泉成とともに出席。平泉成との共演を振り返った。

映画は、あるた梨沙氏による同名漫画が原作。さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島(平泉)に弟子入りした、若手カメラマンの太一(佐野)。訪れる客と丁寧にコミュニケーションをとる鮫島の姿に驚きつつ、自分に足りないものに気付き始めていく。そして、鮫島に人生の“想い残し”があることも知り、未来のための一歩を踏み出していくストーリー。

封切りからしばらく経ち、佐野は「反響めちゃめちゃありました」と報告。「中学の先生から友達まで連絡をいただいたし、大学進学と同時に大阪から出ていった地元の友達が『そろそろ実家帰らないと』と感想をもらえてうれしかった。友達の心を動かせてめっちゃうれしかった。カメラを始めた友達も多い」と明かした。

撮影を通して仲良くなった平泉とは「うちの孫みたいなもん」「うちのおじいちゃん」と笑顔で言い合う仲。再会する度に写真を撮っており、「成さんからいっぱいLINEで送られてくる」とうれしそうに語った。

この日、平泉の家族からサプライズで手紙が届き、司会者が代読。俳優生活60年にして初めて主演を飾った平泉を労う言葉に、本人も感動して涙を流した。その姿を横で見ていた佐野も目に光るものが。

佐野は「僕、しんどいなって思う日もあるし、1日仕事して疲れたってこともある。この仕事をしていて楽しいことがほとんどだけど、そうじゃない部分も経験することが多い。いろんなことがあるグループですし……」と切り出すと、「成さんは1日撮影のとき『こういう撮影初めてだな、主演っていいな』って楽しんでやっていて、年齢も芸歴も1番上なのにスタッフさん全員に気遣いして、僕らみたいな60歳くらい年下の後輩にも気さくに話しかけてくれた。こういう背中を見せてくれたから、こういう戦い方があるって思えた。このタイミングで成さんに出会えて幸せ。出会いの運がいい」と声を震わせながら平泉との巡り合いに感謝した。

この日、舞台あいさつの会場には平泉の孫が参加。「おじーちゃん」と声をかけられると平泉は「うちの孫なんです。見に来てくれた。孫が可愛くてね」とにっこり。佐野は「ガチ孫がいる(笑)」「成さんの写真フォルダ、お孫さんばかりです」と紹介していた。ENCOUNT編集部

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