大谷翔平の豪快弾で天を仰いだ元相棒「楽々と打っていた」「あの角度から見たくない」 二盗阻止でしっかりリベンジ

 試合後に質問に応じるオホッピー(撮影・小林信行)

 「ドジャース2-3エンゼルス」(21日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、両軍無得点の五回に2試合連発となる22号先制2ランを放った。しかし、リリーフ陣がリードを守り切れずに逆転延長戦負けを喫した。

 飛距離139メートル。大谷の真うしろ、世界で最も近い場所で“その瞬間”を見ていた捕手のオホッピーは「かなり楽々と打ってるようだった。マジであの角度からは見るのは嫌ですね。自分のベンチから(味方として)見たいよね」と悔しさをにじませた。

 この日の大谷は4打席に立って四球、四球、本塁打、投手強襲安打。かつての女房役は打席での勝負は完敗だったが、同点の八回に大谷が試みた二盗を完璧なタイミングで阻止。「打者が左のフレディ(フリーマン)だったので彼がスタートを切ったのはよく見えなかった。ベンチから声が聞こえた。いい感じで投げることができた。今年刺した中ではかなりいい感触だった」。勝ち越し点につながる走者だっただけに会心の送球を満足そうに振り返った。

 またサンドバルが緊急降板した際には自ら大谷を呼んで言葉をかわしていたが、その際に「彼は大丈夫かな?」と話しかけられたことも明かしていた。

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