阪神 守乱で連勝がストップ 渡辺が痛恨トンネル→逆転3ラン被弾 1試合3失策でリーグワースト44失策 大山は完全復活も

 3回、東の打球を後逸する渡辺(撮影・飯室逸平)

 「阪神2-5DeNA」(22日、甲子園球場)

 阪神が1試合3失策の守乱でDeNAに逆転負けを喫し、連勝は「3」でストップした。

 先制したのは阪神だった。二回無死から大山が東のチェンジアップを捉えて、1軍復帰後の初アーチ。5月3日の巨人戦(東京ド)以来で今季4号となった。

 先発は伊藤将司。1点を先制した直後の三回に三塁・渡辺の失策と関根の安打で2死一、二塁とし、オースティンに3ランを浴びた。六回には佐野に適時打を献上。四回に大山が適時打を放ち、1点差に迫っていたが粘れなかった。七回には島本、浜地の継投で1失点。流れを呼び込めなかった。

 チームは2試合連続でサヨナラ勝ちし、勢いに乗りたかったが4連勝とはならず。渡辺の2失策や同点機で豊田が併殺に倒れるなど、悔やまれるポイントが多かった。1試合3失策でチーム失策数は44となりリーグワーストに。取れるアウトを確実に取らなければ投手への負担が増すことになってしまう。

 森下、佐藤輝をスタメンから外し、左腕・東対策で渡辺、豊田を起用したが、打線は大山の2打点のみ。一気に眼下の3位・DeNAを突き放したかったが、課題が残るゲームになってしまった。

 渡辺は「チームにも迷惑をかけましたし、将司にも本当に迷惑をかけたんで。試合でしか取り返すところはないんで、本当に取り返せるように頑張りたい」と前を向き、「アウトにできる球だったんで。本当に申し訳ない」と語った。

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