広島ドラ1・常広が2軍戦5度目の登板 5回4失点で4敗目も自責は0 最速150キロも「強さにまだまだ足りないところがある」

 ウエスタン・中日戦に先発した常広(撮影・畠山賢大)

 「ウエスタン、広島2-5中日」(21日、由宇球場)

 広島のドラフト1位・常広羽也斗投手(青学大)が5度目の先発登板に臨んだ。5回5安打4失点で4敗目を喫したものの、自責は0点だった。

 石川昂弥、後藤、上林など、1軍での実績がある選手らと対戦。課題だった初回は無失点で立ち上がり、「立ち上がりは意識して入って、結果的にゼロで抑えられたので良かったと思います」とうなずいた。

 二、三回は得点圏に走者を背負うも無失点。0-0の四回は1死二、三塁のピンチを迎えると、ブライトのスクイズを試みたバントを一塁手・シャイナーが捕り損ねて先制点を献上。2死後には打ち取ったゴロを捕球した三塁手・林が一塁へ悪送球してしまうなどして、一挙4点を失った。

 最速は150キロをマーク。右腕は「ゾーンには集まっているんですけど、強さがまだまだ足りないところがある。四球が少ないことはいいことですけど、次の段階としてゾーン内に強さを出すための練習をしていきたい」と前を向いた。

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