ソフトバンク、ロッテに逆転勝ち 大津亮介8回1失点の粘投に報いた周東佑京弾 貯金は今季最大更新「24」に

8回2死、右中間へソロを放ちナインに迎えられる周東(撮影・穴井友梨)

◆ソフトバンク3―1ロッテ(22日、みずほペイペイドーム)

首位を独走するソフトバンクがロッテに終盤逆転勝ち。貯金は今季最大をさらに更新し、24まで膨らんだ。

打線は正木を2試合連続でスタメン起用。柳町、正木、廣瀨と6、7、8番で初の「慶大トリオ」が実現したがロッテ先発の種市が立ちはだかる。力強いストレートとフォークの前に6回までわずか2安打しか打てず、9奪三振を食らう。

先発はここまで4勝3敗の大津。前回のヤクルト戦は5回7失点でKOされており、雪辱を懸けたマウンドだ。

初回から苦しい投球が続く。1番岡にいきなり二塁打を浴び、2死一、三塁に。佐藤に右前打を打たれ、1点を失う。

その後もピンチを迎えていく。2回、4回、5回と得点圏に走者を背負う。特に4回には連続安打で無死一、二塁となるが、続く茶谷のバントを素晴らしいフィールディングでアウトにしてピンチの芽を摘む。

6回には2死二塁から茶谷が放った打球は詰まりながら中前に落ちそうな当たり。ここで遊撃今宮がジャンプ一番でスーパーキャッチ! 追加点を許さなかった。

7回、ついにソフトバンク打線が種市をとらえる。1死から山川が死球で出塁すると、近藤が左中間へ二塁打。二、三塁の好機となり、ベンチは三塁走者に緒方を投入。柳町はきっちりと左犠飛を打ち上げ、同点に追い付いた。

大津は尻上がりに調子を上げる。8回は上田、ポランコ、ソトと続くロッテの主軸から3連続三振を奪う。勢いそのまま、8回には2死から右中間のテラス席に2号ソロ本塁打をたたき込んで逆転に成功する。さらに今宮、栗原の二塁打で試合を決定づける3点目が入った。 8回1失点の大津は5勝目。オスナが19セーブ目を挙げた。

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