大御所芸人、38年前の姿に「若い」「きれい」「肌がつやつや」 現在と比較し自虐「化粧が濃い」

上沼恵美子

28年ぶりにサンテレビ出演

タレントの上沼恵美子が22日、サンテレビ開局55周年記念特別番組『上沼サン!テレビ』(正午)でMCを務めた。同局で上沼は『ズバリ!悩みおまかせ』(1986年10月に『女の悩みなんでも相談』として開始され、1年後に改題)に96年まで10年間出演して以来、28年ぶりの出演となった。

テーマ『上沼恵美子』ではかつての自身の姿に言及。「若い。きれい。肌がつやつやなのは今も変わらない」と絶賛し、「くびれがあってん。ウエストがキュッとしまってた。もう子ども生んでるんだけどね。10歳の子どもがいたけど。行方不明よくびれが。サンテレビに置き忘れた。今日探しに来ましてん」と続けた。1986年5月の同局初出演時や『ズバリ―』の映像が流されると、上沼は「化粧が薄いわ。違うなと思うのは。今の方がものすごい濃いですね。3倍やな、ファンデーション」とコメント。

ハワイや香港での収録などの記憶もよみがえり「何か尽きないな、思い出が。若返りますわ」と感激。マシンガントークは当時から健在だった。「早口でね。年いってるくせに、今もチンタラチンタラしゃべる人大っ嫌いやねん。“ゆっくりしゃべれ”って、私の内科医の先生は、血糖値が高いんですよ。“先生、どうしよう”言うたら、“ゆっくりしゃべったらどうですか”って。関係あるか」と話した。

VTR終わりに「懐かしいなと思って、この辺鳥肌たってる。初めてや。ここサブイボたってる。老化現象ちゃうで。うれしいの。武者震いみたいな感じてる、見ながら」と両ほほを触った。終始ハイテンションだった上沼だが、避けては通れない95年1月に発生した『阪神・淡路大震災』の映像は真剣な表情で見つめた。

2時間の生放送を司会としてトークでけん引し、同局を28年ぶりに盛り上げた。上沼は「人生ってすごくない? 何気に明日のことばかり心配してるけど、過去を振り返ってもいいんじゃないかと思いますね」と思いを吐露し、「生きてるってすごいことだわ。人間のパワーって。大震災乗り越えて、いまこうやって笑ってられるし。”明日への道しるべ”というか、そんなV(TR)でしたね。頑張ったら何でもできるんやっていう気持ちになりましたわ」と続けた。

5年前に引退を考えたがタイミングを逸してここまで来たと打ち明けつつ、「この番組でまた元気が」と発言。ミスタータイガース・掛布雅之氏から「やりましょう」と励まされ、「私もホームランまた打てるような気になってきました。幻でうそかもわかりませんけどね。今日だけかも分かりません。でも、元気もらいましたわ。もうちょっと頑張ってしゃべらせてもらおうかなと思っております」と決意表明。拍手を浴びながら、「私のために作っていただいた“上沼サン!テレビ”。ありがとうございました」と結んだ。ENCOUNT編集部

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