「既読スルーされた?」「返信に困るメッセージ&写真」など、モヤッと体験ありませんか?義実家とのLINE事情

引用元:nicoletaionescu/gettyimages

両親や友人、ママ友との連絡はLINEが当たり前の時代。「たまひよ」アプリユーザーに義実家とのLINEの困ったエピソードついてアンケートするとともに、義実家とのLINE対処法について家族関係に詳しい鳥居りんこさんに聞きました。

「義両親との連絡・やりとりは誰がする?」アンケートは驚きの結果に?!「あえてすぐには返信しない」など、義両親との連絡でモヤっと&マイルールも

私の義実家とのLINE事件簿

まず、みんなの義実家LINEに関するエピソードをご紹介します。

◾️反対に義両親に心配されることに…
「トラブルになったことはないのですが、私が返信し忘れていたことで義母が心配したり焦ってしまったことがあります」(まさかり)

◾️義父母にLINEを誤送信
「義父母と夫、私のグループがあります。夫にLINEしたつもりが、グループに投稿してしまい、言葉遣いの品のなさが露呈。すぐ送信を取り消して謝ったのですが、無反応でした……」(ねね)

◾️私の味方に
「つながっていますが、特にトラブルはありません。逆に夫があることでやらかした時に愚痴を言ったら、義母が味方してくれました!」(いちが)

◾️既読無視
「既読無視されたりすると、『あれ、なんか変なこと言ったのかな?』と思って少し気になります」(YuuNa)

◾️毎回確認
「LINEは義母とつながっているのですが、私は心配性なので毎回パートナーに送信内容を確認してから返信しています」(ゆい)

◾️電話のみのやり取り
「つながっていません。義実家とつながっている友だちの悩みをよく聞いていたので、電話でのやり取りのみにしています」(ゆう)

◾️誤字が面白い
「二世帯住宅に義両親と同居。LINEも家族のグループLINEを作っていますが、義両親、特に義母はLINEが苦手で電話で話すほうが好きなので、急いで伝えたいこととかあるとリビングのドアを開けて声を掛けてきます…。そんな義母のLINEは、誤字が多くてむしろ面白いです!笑」(匿名希望)

◾️苦情?
「義両親と同居しているのですが夫と喧嘩した時に、LINEで夫(息子)を困らせるなと言われたことがあります」(3Kidsママ)

◾️自撮り写メ
「義母が自撮りの写メをしょっちゅう送ってきます。いらんっ!」(ファット)

◾️嫌われているのかも…
「義兄のお嫁さんと義母はLINEをしているようですが、私とはつながっておりません!笑。交換しようとの話が出ていないのですが、結婚当初から何故か一方的に嫌われているような雰囲気が…。あまりいい関係ではないので、こちらとしてはうれしいです!」

◾️夫伝いでの文句にうんざり
「敷地内同居していて義母とLINEでつながっています。夫へ私の発言に対する長文の文句が送られてきたときは、うざかったです」(A)

◾️元々の家族LINEにモヤモヤ
「LINEはつながっていますが、私以外の元々の家族のグループLINEが別になっているらしく、私以外のほうでずっとLINEしているようでモヤモヤします。私を入れたLINEは必要ですか?という気持ちです」(Ruri)

◾️返答に困る謎のメッセージ
「結納後すぐに、グループLINEに招待されました。返事に困るようなLINEの返答にすごく悩まされました。例えば、長文LINEや『今日のお月様が綺麗です!』『この特別番組がやるので、みんなで絶対見ましょう!』などなどです」(m)

即レスや返事に困る時のために「LINEは苦手の人」認定してもらう方法も

ご自身も義母という立場の鳥居りんこさんに息子夫婦とのLINE「???」体験をもとに編み出した義実家とのLINE対策について、アドバイスいただきました。

「LINEという連絡ツール。今ではなくてはならないものになりました。しかし、便利なものの宿命なのか、トラブルの話も実際、多く耳にします。例えば、既読無視とか、返ってきたスタンプが変だったとか、返事が慇懃(いんぎん)無礼な感じとかが多いような気がします。

受け取った側が『なんか失礼じゃない?』とモヤモヤしだして、想像力を膨らませたあげく『私、嫌われてる?』という妄想が生じてしまう。

送った側はそんな気持ちが毛頭ないのに、受け取る側は要らない疑心暗鬼を生みがち。友人関係がギクシャクする一因にもなりかねません。

友だち同士でも、そうなんですから、義実家ともなると、ややこしさに拍車がかかるというもの。
かく申すワタクシも、『義母』として、新婚のお嫁ちゃんとLINEを始めた頃は『???』が舞っておりました。それは、既読スルーでもなく、未読スルーだったから!
『読んでもないんかーい!?』というのは結構、衝撃でして、『え?どういうこと?』『嫌われてるの、私?』状態でした。

まあ、大したLINEではないです。『お歳暮でりんごを沢山いただいたよ。お裾分けが必要なら送るか、届けるか、取りに来てもらう、またはノーサンキュという4択があるので教えてね』ってな感じ。

そこで、ワタクシ、息子夫婦+親夫婦というグループを作成。息子、お嫁ちゃんのどっちかが返信してくれれば、それでよいからと、そっちに投げるようにした次第ですが、息子夫婦の返信は、今でもめちゃくちゃ遅いです。
彼らは令和カップルですが、即レスはしない主義なのか、それが親にだけなのかは謎ですが、当初、ワタクシはこう感じていました。
『う~む。これはいかがなものか?親に対して失礼では?特に、お嫁たる者、義母には一番、気を遣うべきなんじゃないの?どういうこと!?』と。

でも、ある時、急に思ったんですよね。何かのコラムの〆切で苦しんでいる時に、『ああ、人には人のタイミングがあるよなぁ……』って。
トイレに行きたい、お水が飲みたい、眠い…みたいなタイミングって人によって違うよな。

LINEを返すタイミングだって人それぞれ。『今すぐ返事寄こせ!』というのは、勝手な“押し付け”かもなぁ……って思ったんです。ワタクシのいる業界は、“締切優先・即返命”のような面があるので、それに慣れ過ぎていたということが大きかったかもしれません。

しかも、自分の中に、無意識でも『義母が上』で『嫁が下』という昭和脳が起動していたことは認めざるを得ません。
大いに反省しました。それからは、ワタクシ、のっぴきならない用事以外は誰に対しても、返事が遅くとも気にしないようにしていますし、自分も無理をしてまでの即レス(例えば深夜とか)はやめました。

このように、我が家の場合は義母であるワタクシが勝手に解決済み。何せ、息子夫婦は今、赤ちゃんを抱えて奮闘の日々なのでね、そっちに集中してくれ! お母さんはお母さんで、好きにやるから!って気持ちですね。

もしも、『LINEの人間関係』で悩んでいる人がいるとしたら、提案したいです。
育児中はちょっとしたことでメンタルが崩れて当たり前なので、LINEに限らず、自分のペースとタイミングを優先しましょう。敢えてLINEごときという言い方をしますが、LINEでストレスを感じるくらいなら、先に宣言してはどうですかね?『すみません、育児で忙しくて、お返事、相当、遅くなります!』とか、『LINE、苦手で~』とかのエクスキューズを事前にしておくという方法。
義実家を含めた相手に『あなたとのコミュニケーションが嫌なのではない!』ということが伝わると尚、いいですね。

そうなると、送ってくる相手のほうからも『LINEが苦手な人認定』をされるので、角が立ちにくいかもしれませんよ。お試しあ~れ」(鳥居りんこさん)

「えっ、なんで私があなたの子のご飯の世話を?」「手土産のレベルの差にモヤっ」ママ友宅でのモヤっとエピソード

LINEには返答に困ってしまうこともありますね。それが忙しい時なら尚更です。既読無視はできないので、義実家にLINE苦手認定してもらえると助かるかも。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)

鳥居りんこさん

PROFILE)
作家、介護・家族アドバイザー。2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。近著に『増補改訂版 親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ』(双葉社)『女はいつもどっかが痛い がんばらなくてもラクになれる自律神経整えレッスン』(小学館)、最新刊『消化器内科の名医が本音で診断 「お腹のトラブル」撲滅宣言!!』』(双葉社)など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。

ブログ「湘南オバちゃんクラブ」

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年2月の情報で、現在と異なる場合があります。

© 株式会社ベネッセコーポレーション