有毒な果実がたわわに実る中、開花する艶やかな美しい花、注意も必要な花なの?花言葉は「一夜の恋」!

安易にお花を摘んで持ち帰ると、悲報を呼ぶ事にもなる?ユリの花のようで、ユリでない?不思議に思ったお花を調べたら、ためになったので、皆様にもご紹介させていただきますね。

■この植物は「ヘメロカリス」です。和名「忘れ草」。別名「デイリリー」。

原産国は中国と日本で、ワスレグサ科ヘメロカリス属(ユリ科ワスレグサ属)の耐寒性多年草です。世界に約30,000種以上あり、わい性と高性の種類があります。品種により花の咲き方、花色、草丈が異なり、花が咲くタイミングも朝~夕方、夕方~翌朝、夕方~翌昼の3種類があります。

■毒のある「ランタナの実」がたわわに実る中で開花していましたよ!

この実は、ランタナという植物の実です。これから熟して黒っぽい紫色になっていきます。
撮影時期は、6月3週目です。

■野性化した「ランタナ」との共演!

「ヘメロカリス」も「ランタナ」も、野性化していて、野性美溢れる花姿を見せてくれています。

■ヘメロカリスの花言葉は、「媚態(びたい)」「一夜の恋」「コケットリー」「とりとめのない空想」「愛の忘却」など。

ヘメロカリスはユリのような花姿を持ち、5月から8月に見頃を迎えます。「デイリリー」とも呼ばれ、1日で美しい花を咲かせます。そして、お花は一日花です。艶やかな花姿が一日だけでその美しさが失われることから「一夜の恋」と花言葉がつけられたそうです。

一重咲きや八重咲きなどの花があり、花色は赤、オレンジ、黄、白などさまざまです。その艶やかな花姿から、「媚態」や「コケットリー」といった花言葉が付けられました。

とても、艶やか&妖しい花姿、小悪魔的で、花言葉もこのお花にぴったりですね!

■蕾はとても美味しいとも言われますが…

品種が多様に揃うヘメロカリスのうち、原生種の中には食べられるものもあるようです。ヘメロカリスのつぼみを調理して食べると、心配事を忘れてしまう程美味しいという説などがあるそうです。

説があるだけで、スーパーで販売されているわけではないので、食べられるとは安易に思わない方が良さそうな植物ですね。

■実は、猫には、「猛毒」です!有毒植物です。

ヘメロカリスは美しい花ですが、猫にとっては有毒です。ユリ科の植物は猫に非常に危険な毒性があり、ヘメロカリスを舐めることで脱水症状や痙攣などを引き起こし、最悪の場合死亡することもあります。花粉や花瓶の水を飲んだ場合も同様に症状が出るため、猫を飼っている家庭では特に注意が必要です。

多年草の花なので、野性化して、毎年開花させる強健さを持っています。野性化したものを摘んで持ち帰って、知らない間にペットの猫が危険な目に合わないようにお気をつけくださいね。

妖しい魅力を放つお花なので、人もむやみに食べたりしないで、美しい半姿を観賞するだけにしたいですね。

こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。

暮らしニスタ/ハッピー(小寺 洋子)さん

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