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◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目(21日)◇サハリーCC(ワシントン州)◇6731yd(パー72)
早朝スタートの2日目、渋野日向子はいきなり3連続バーディと最高のスタートを切った。初日に比べれば池のプレッシャーがないピン位置を攻め込んだ10番でセカンドを2.5mに絡めると、11番も6mほどを打ち切った。UTで2m弱につけた12番は「“ワンタッチ”ショットみたいな感じ。ラッキーでした」というチャンスを生かした。
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単独首位に立って迎えた13番(パー3)、右から6mほどの狙える距離を1.5m近くショートした。パーパットを外して3パット。最高の流れを寸断するようなボギーにも渋野は少し笑っていた。
「バーディパットは上りを“忘れて”普通に打っちゃって、だいぶショート。パーパットはちょっと読みすぎだったかな。でも、なんかバーディパットもパーパットも、自分の打ち出したいラインには出せていたから…」
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ミスを受け入れ、その上で悪くなかった部分も冷静に評価できる。理想的な精神状態だったから、直後の14番でもスイングのテンポは乱れなかった。ティショットの落としどころが狭いホールで迷わず1Wを握り、しなやかに振ってフェアウェイへ。「今週はね、ブチっと切れたら終わりだと思っているので。3パットをきっかけにそうならなかったのは良かった。自分でも冷静になろうと思ってやってる。いいショットでした」。5m弱のバーディパットは決まらなくても、タップインで難なくパーとした。
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“切れたら終わり”は、3週前の「全米女子オープン」でも繰り返していたワード。それを貫けたからこその2位でもあった。「コースは全然違うとはいえ、難しいコースで自分の気持ちをフラットにしてやることは一緒。集中してやらないといけない」。首位と2打差3位で最終組をプレーする3日目も同じマインドを持ち続けられたら、結果はついてくるはずだ。(ワシントン州サマミッシュ/亀山泰宏)
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