阪神・伊藤将「粘れなかった」痛恨3ラン被弾 前回7失点→2軍降格のDeNA戦リベンジならず

 6回、追加点を与え、天を仰ぎながらベンチへ戻る伊藤将(撮影・石井剣太郎)

 「阪神2-5DeNA」(22日、甲子園球場)

 阪神・伊藤将司投手はリベンジを果たせなかった。5月11日に五回途中7失点し、2軍再調整のきっかけとなった相手。ただ、また悔しい結果となってしまった。

 「あの回粘れなかったっていうだけです」

 そう話したのは1点リードの三回だった。1死から三塁・渡辺の失策で東に出塁を許すと、関根に右前打を浴びるなどし、2死一、二塁に。小雨が降り始めた中、迎えたオースティンへの初球だった。捉えられたカットボールは左翼スタンドに運ばれた。

 前回登板の14日・ソフトバンク戦(みずほペイペイ)でも広瀬に2ランを浴び、2戦連続の被弾に。「ミスがあった時こそ、絶対に抑えるという気持ちで投げていましたが、カバーすることができずに悔しいです」と唇をかんだ。

 六回には先頭の牧に二塁打を許し、佐野に適時打を浴びて追加点を許した。6回7安打4失点(自責1)。「全体的には低めに集めることができた」とも話したが、納得できる結果ではない。「次やられないようにしていくだけです」と三度目の正直を誓った。

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