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今年は梅雨入りが遅れています。一番早い梅雨入りとなった沖縄でも平年より11日、昨年より3日遅い梅雨入りとなりました。
2024年6月20日時点で更新されている気象庁の梅雨入りの速報値は四国地方までで、本格的な梅雨シーズンの到来は今週末と見られています。
梅雨の時期になると心配なのがゲリラ豪雨ですが、過去最も1時間の降水量が多かった都道府県がどこなのか、皆さんは知っていますか。
くらしとお金の経済メディア「LIMO」でアンケート調査を実施しましたので、その結果を公開します。
記事の後半では、国土交通省の最新データによる水害被害額も紹介していますのでぜひ最後までご覧ください。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
LIMO独自アンケート調査の設問リスト
設問:日本で1時間の降水量が「過去最も多かった」都道府県は?
- 沖縄県
- 長崎県
- 千葉県
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日本で1時間の降水量が「過去最も多かった」都道府県 正解者は7割
気象庁の「歴代全国ランキング」によると、1時間の降水量が観測史上最も多かったのは、千葉県と長崎県の「153mm」でした。
千葉県では1999年10月27日に、長崎県では1982年7月23日に観測しています。
LIMOのメルマガ会員を対象にしたアンケートでは、不正解の選択肢である「沖縄県」を選んだ人は29%であり、約7割の人が正解する結果となりました。ちなみに長崎県を選んだ人が58.1%、千葉県を選んだ人は12.9%でした。
興味深いのは、1時間の降水量の歴代トップの県がいずれも、日降水量の歴代ランキングではランキング外(20位外)だったことです。
1時間の降水量では歴代トップ記録とはならなかった沖縄県ですが、日降水量では6位(与那国島)と20位(多良間)にランクインしています。
沖縄県の夏は積乱雲が発生しやすく局地的に大雨が降ることがままあります。現地の人には馴染みのある気象現象で、方言で「カタブイ」と言われています。
2021年の水害被害額【国土交通省最新データ】
国土交通省は昭和36年から、洪水、内水、高潮、津波、土石流、地すべりなどによる水害被害額を公表しています。
最新調査の結果、2021年の水害被害額は全国で約3600億円でした。
また、都道府県別に見た水害被害額のトップ3は以下の結果となりました。
- 佐賀県 (水害被害額:約650億円)
- 福岡県 (水害被害額:約520億円)
- 広島県 (水害被害額:約420億円)
まとめにかえて
今回の独自調査の結果では、日本で1時間の降水量が「過去最も多かった」都道府県について約7割の人が正解しました。
読者の皆さんはいかがでしょうか。
今後もLIMOではメルマガ会員向けにあらゆるアンケート調査を実施し、コンテンツとして配信していきます。
- 今回のアンケート実施期間:2024年6月17日~18日
- 今回のアンケート回答者数:31名
参考資料
- 気象庁「令和6年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」
- tenki.jp「今週末は続々と梅雨入りへ 今年の梅雨はメリハリ型 警報級大雨と猛暑が隣り合わせ」2024年06月18日
- 気象庁「歴代全国ランキング」
- 沖縄気象台「沖縄本島の陸上で発生する不安定性降水(方言:カタブイ)について」
- 国土交通省「令和3年の水害被害額(確報値)を公表」