EUROを震撼させた衝撃オウンゴール 後方未確認のバックパスに海外驚嘆「シュールすぎる」

トルコ代表のオウンゴールに反響【写真:ロイター】

トルコDFアカイディンが凡ミス

欧州選手権(EURO)は現地時間6月22日にグループリーグF組の第2戦を行い、ポルトガルがトルコに3-0で完勝して決勝トーナメント進出を決めた。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、ポルトガルの2点目になったトルコのオウンゴールを「シュールすぎるもの」と報じた。

国際映像まで意表を突かれたまさかの1点だった。ポルトガルがMFベルナウド・シルバのゴールで先制して1点リードの前半28分、中盤でDFジョアン・カンセロがボールを持つとFWクリスティアーノ・ロナウドがカンセロの前方のスペースへ走り込む動きを見せた。それに合わせてカンセロはスルーパスを出したが、ロナウドは直前にストップ。国際映像には手を広げ「なんでだよ」と言いたげなカンセロの姿がアップになった。

しかし、スタジアムのどよめきとともに映像が切り替わると、なぜかボールはゴールに向かって転がっていた。そして、GKアルタイ・バユンドゥルとDFメーメト・ゼキチェリクが必死に戻ってかき出そうとするも、ボールはゴールラインを超えてゴールになった。リプレイ映像では、つながらなかったカンセロのパスの先にいたDFサメット・アカイディンが後方確認せずバックパス。自らボールを処理しようと出てきたGKバユンドゥルと入れ替わるようにボールがゴールに転がっていた。

衝撃の事態に「カルチョメルカート・コム」のレポートでは、「シュールすぎるオウンゴール。グループリーグで6つ目のそれは、最も不条理なもので間違いない。ポルトガルに2点目のアドバンテージを与える明らかなミスでだ。その主役は、DFのアカイディンとGKのバユンドゥルだった。ボールは無情にもゴールネットを揺らした」と報じている。

結果的に、ポルトガルは後半にもロナウドのアシストからMFブルーノ・フェルナンデスが追加点を奪い、3点差の勝利。2連勝で勝ち点6に伸ばし決勝トーナメント進出を決めたが、トルコのオウンゴールは悪い意味で世界に驚きを与えていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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